母乳育児ってどうなの?リアルなメリット・デメリットを紹介

子育て

母乳育児を考えるすべてのママへ

出産を終えたばかりのママにとって、赤ちゃんとの新しい生活は喜びとともにたくさんの選択の連続で不安も多いことでしょう。
その中でも『授乳』は大きなテーマの1つ。
母乳で育てるのか、ミルクを使うのか、それとも混合でいくのか…。
悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

母乳育児にはメリットがたくさんあります。…が、同時にデメリットも存在します。
私がこども2人育てる中で学んだこと、友人の体験談なども含めて紹介し、授乳方法に悩んでいる方や母乳育児がつらいと感じる方の参考に、少しでもなったら良いなという気持ちです。

母乳育児のメリット

赤ちゃんにとってのメリット

母乳は『赤ちゃんにとっての最良の栄養』と言われています。
それは、成長に必要な栄養素がバランスよく含まれているだけでなく、免疫物質(IgA抗体など)が含まれていて、感染症から赤ちゃんを守ってくれる役割があるからです。

また、母乳は消化吸収がしやすいため、便通もスムーズになりやすいです。
さらに、授乳中のスキンシップは、赤ちゃんの情緒の安定や愛着形成にも良い影響を与るとされています。

ママにとってのメリット

産後の体にも、母乳育児はうれしい効果をもたらしてくれます。
まず、赤ちゃんに母乳をあげるときの刺激でオキシトシンというホルモンが分泌され、子宮収縮を促進してくれます。これにより、産後の回復が早まるとされています。
また、母乳を作るにはカロリーを消費するため、自然と産後の体重が戻りやすくなるという声も聞かれます。

その分お腹も空くんですけどね(笑)
私は妊娠期間中に+17kg。産後2か月頃までに‐12kgまではスルスルいきましたが、あと5kgがなかなか落ちない…。これは母乳育児だけで減らすのは無理。

ミルク代がかからず経済的という点や外出時の荷物が少なくてすむという点もメリットです。
それに、哺乳瓶なども洗わなくていいのも最高。

私が母乳育児で一番メリットに感じていることは、添い乳ができること!


添い乳に関して、賛成派反対派いると思いますが…私は添い乳のおかげで自分の睡眠を確保できていると言っても過言ではありません。
自分も寝てるのに、赤ちゃんのために起き上がってミルクを作り、飲ませてあげるなんて…私にはできない(泣)してるひと本当に尊敬します。
でも、母乳なら少し目を開けて服を捲り、咥えさせてそのまま寝落ちできるんです。(出しっぱなしになるけどそこは目を瞑ってもらいましょう。)
自分の手や足の位置を調整すれば赤ちゃんのほうに倒れてしまうことも防げます。心配な方はしないで。

母乳育児のデメリット

赤ちゃんにとってのデメリット

母乳はママの体調や食事内容によって質が変わるため、場合によってはアレルギー反応が出たり、薬の成分が母乳を通して赤ちゃんに影響することもあります。
また、ママの母乳の出が安定しない場合や赤ちゃんが十分に飲めていないと、体重増加がゆるやかになってしまう可能性もあります。

私は、2週間健診まではミルクを足して、健診時に助産師さんにこのままミルクを足した方がいいか、母乳だけでいいか相談し、完全母乳になりました。

栄養バランスが良いと言われ免疫物質もある母乳ですが、ビタミンKは含まれていません。なので、ミルクに比べビタミンKは不足しやすいです。ただ、退院時にK2シロップというビタミンKを補う薬が処方されるため心配はいりません。

ママにとってのデメリット

最大の悩みとして多くのママがあげるのが『頻回授乳による疲労』。とくに新生児期は2~3時間おきに授乳が必要で、夜もゆっくり眠れません。しかも、飲み終わってから2~3時間ではないですからね。飲み始めからカウントするので、実際授乳していない間は1時間半~2時間ですよ。ここは、母乳もミルクも同じですけどね。
ただ、ミルクはパパなどに代わってもらうこともできるけど、母乳は代わってもらえないのでそこは大変です。

1時間おきに授乳とかもよくあります。
そして、母乳ばかりあげていたら哺乳瓶で飲んでくれなくなりました。
なので、用事があって預けるとしても3時間というタイムリミットがあります。
もっと哺乳瓶使っておけばよかったと後悔。
この前、バレーの試合があったときは授乳の関係上、試合会場で子守りをしてもらいました(笑)

さらに、乳腺炎や乳頭の傷といったトラブルが起きやすいのも母乳育児ならではの大変さです。
私の友人は、乳腺炎で痛みとともに39度近くも熱が出たそうです。
義妹は、授乳すると胸がざわざわする感じで落ち着かないと言っており、完全ミルク育児です。
『不快射乳反射』というものらしいです。

私は、上の子のときも下の子のときも両方、乳頭に水ぶくれができました(泣)1か月くらいの辛抱だと言い聞かせながら乗り越えました。
私は我慢で乗り越えましたが、乳頭保護器などを利用するのも方法としてあります。

あと、お酒が飲めません(笑)

母乳かミルクかで迷うあなたへ

母乳が出るからといって、無理に『完母』にしないといけないわけではありません。混合やミルク育児にもそれぞれメリットがあり、赤ちゃんの発育にも何ら悪影響はありません。

ある日、親戚でもなんでもない、顔見知りですらない人に「おっぱいあげてるの?おっぱいが1番よねー。」と言われたことがあります。完母の私ですら少し不快になったので、ミルクを取り入れている方からしたらもっと心に残る言葉だろうなと感じました。

世の中母乳信者の方が一定数いますが、そんなのは気にしなくていいです。
一番大事なのは『ママの心の安定』。ママが笑顔で過ごせることが赤ちゃんにとっても素敵なことです。母乳かミルクかにこだわらず、自分のやりやすいように、ストレスを少しでも軽減できるようにしていったら良いと思います。
ただ、私個人としては母乳が圧倒的に楽です。泣いたらとりあえず咥えさせて黙らせます(笑)

まとめ

母乳育児の赤ちゃん側のメリット・デメリット

  • 栄養バランスがいい
  • 免疫物質が含まれていて感染症から赤ちゃんを守ってくれる
  • 消化吸収がしやすい
  • 情緒の安定や愛着形成にもいい影響を与える
  • 中にはアレルギー反応が出る子もいる
  • 母乳の出る量や赤ちゃんが飲む量によって体重増加がゆるやかになる
  • ビタミンKが含まれていない(母乳・ミルクに関わらず退院時処方されるので心配はいらない)

母乳育児のママ側のメリット・デメリット

  • 子宮収縮を促し、産後の回復が早まる
  • カロリーを消費するため、体重が戻りやすい
  • ミルク代がかからず経済的
  • 外出時の荷物を減らせる
  • 哺乳瓶などを洗う手間がない
  • (添い乳で夜間起き上がらなくていい)
  • 頻回授乳による疲労
  • おっぱいトラブル
  • 哺乳瓶を受け付けてくれなくなる
  • あずけるのも時間制限がある
  • お酒が飲めない

自分がどうしたいか

完母か混合かミルクか、選択は自由です。
どの方法がストレス最小限で過ごせるか、赤ちゃんやママにとって幸せに過ごすことができるかが1番大切。この投稿が少しでも『母乳育児』を考えている人の参考になったら嬉しいです。

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