つい言っちゃうNGワード…子どもの自己肯定感を下げる声かけとは?

子育て

「早くしなさい!」
「なんでまた同じことするの?」
「いい加減にして!」

そんなつもりじゃなかったのに、気づけばまた子どもに強い言葉をぶつけてしまった…。
子育て中の親なら、誰でも一度は経験があるのではないでしょうか?

実は、こうした“つい出てしまう言葉”が子どもの自己肯定感を少しずつ下げてしまう原因になることがあるのです。

自己肯定感は、子どもが「自分は大切な存在だ」「自分にはできる」と思える土台のようなもの。
この土台がしっかりしていると、失敗しても立ち直る力や、自分を信じて挑戦する力が育ちます。

この記事では、自己肯定感を下げてしまうNGワードとその代わりに使いたい声かけのコツを、わかりやすく紹介します。

自己肯定感とは?なぜ子育てに重要なのか

自己肯定感とは、「自分には価値がある」「そのままの自分でいいんだ」と思える感覚のことです。

自己肯定感が高い子どもは、

  • 失敗してもくじけにくく
  • 他人の意見に流されず
  • 自分の力で前に進んでいくことができます。

近年、日本の子どもの自己肯定感が国際的に見て低いことが問題視されています。
その背景には、家庭での声かけや育てられ方も大きく関係していると言われています。

親の言葉がけが子どもの心に大きな影響を与えるのか。

親がつい言いがちなNGワード5選とその心理的影響

子育ては毎日の繰り返しで、思い通りにいかないこともたくさん。
だからこそ、つい出てしまう言葉があります。

でも、その言葉が子どもにどう届いているか…少しだけ意識してみませんか?

NGワード子どもへの影響
「早くして!」焦りや不安を感じ、自分はダメだと思い込みがちに
「なんでできないの?」『自分はできない子』というレッテルを貼るようになる
「また〇〇したの?」何をしても否定されると感じ、意欲を失いやすい
「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから」年齢で比較され、甘えたい気持ちを抑えてしまう
「そんなことじゃ〇〇できないよ」条件付きの愛と受け取り、
ありのままの自分を否定するようになる

親の側は「しつけ」や「成長してほしい」という思いで言っていることが多いですが、
子どもには「否定」や「責められている」と感じられてしまうことも…。

何回も言ったことあるわぁ…(^_^;)

NGワードをポジティブに変換!今日からできる声かけ例

NGワードを完全になくす必要はありません。(つい言っちゃうこともあります)
でも、ちょっとだけ言い換えてみるだけで、子どもへの伝わり方が変わってきます。

NGワード言い換え例
「早くして!」「あと3分で出発しようね。一緒に準備しようか」
「なんでできないの?」「難しかったよね。
どうしたらうまくいくか一緒に考えよう
「また〇〇したの?」「前にも同じことがあったよね。
どうすれば防げるかな?」
「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから」
「頼りにしてるよ。
でも〇〇ちゃんも頑張ってるから一緒にやろう
「そんなことじゃ〇〇できないよ」「〇〇したいなら、
どうしたらうまくいくか考えてみよう

☆ポイント☆
一緒に考える姿勢
・否定ではなく、提案に変えること
共感の気持ちを込めること

声かけが変わると、子どもの反応も変わってくるんだね

親も完璧じゃなくていい。イライラしたときのリセット方法3選

そんなの毎回できたら苦労しないよ…。」って感じですよね。
親だって人間だし、完璧じゃなくて当然。
だからこそ、自分の気持ちをリセットする方法を持っておくが大切です!

おすすめのリセット方法

1.深呼吸+数秒の間をとる
 →感情で反応せず、言葉を選ぶ時間を確保できます。

アンガーマネジメントってやつだね

2.子どもと少し距離をとる
 →「ちょっとトイレ行ってくるね」「お水飲んでくるね」と言って、冷却時間を設ける。

自分も冷静になれるし、子どもの気持ちも落ち着くよ

3.自分を責めず、ねぎらう
 →「今日も1日がんばった」「今は疲れてるだけ」と、自分に優しい言葉をかけましょう。

親の自己肯定感も、子どもの自己肯定感に影響する!
まずは、自分にやさしくしてあげることから始めてみよう

まとめ

「早くして」「なんでできないの?」などの言葉は、ついつい出てしまいますよね。
でも、その言葉が子どもの自己肯定感に影響していることもある…と知っておくことが大切です。

完璧じゃなくてOK。少しだけ言い方を変えることから始めてみましょう。

できなくても、そのことを素直に子どもに伝えて謝れば大丈夫!

声かけを変えることは、こどもへの『愛情の伝え方』を見直すチャンスです!

私たちのひとことが、子どもの明るい未来の支えになりますように

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